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電池の寿命実験データ

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■はじめに■

電池には容量などの規格が決まっていて、日本で販売されている大半の電池はこの規格に適合したものです。しかし、個体による差は大きいという事実があります。また一方、どのように使用されるかで銘柄により大きな差が出るものと推測されます。規格で定められているのは、短時間に電気をたくさん消費させる様な実験室での短時間の実験によるものですが、ここでは実生活で使った場合の「実験」ということで、時計やリモコンなど最も一般的な使用例を取り上げています。そのため、実験室の実験とは異なり、微量の電気を継続的に使用するという使い方になっています。よって規格に適合していても、ずいぶん大きな差が出る結果になっているのだと思います。

■電池切れの判断基準■

常識的な考え方で電池を交換するような事態になった場合と考えればいいです。具体的には以下のような状況を指します。

●時計の電池切れの判断は、次のどれかに該当した場合です。
１）完全に停止した。
２）時間が規定以上に遅れだした。（例えば、１日に１分以上遅れる等）
３）目覚まし時計で目覚ましをセットした場合に、セットした時間になると時計機能が停止する様になった。

●リモコンの場合の電池切れの判断は、次のどれかに該当した場合です。
１）リモコンが全く動作しなくなった。
２）学習型のリモコンが学習しなくなった。
３）リモコンでの操作が以前に比べてスムーズでなくなった。

■実験データ■

使用機器：　ナショナル　スヤスヤクォーツＴＧ４０３（目覚まし時計）　松下電工（株）　単２×１個
●２００６年２月２７日全実験終了。（もはや電池がもったいない・・・）

上記実験完了。

使用機器：　セイコー　掛け時計PT303N　アラーム部分　単３×２個

注）実験１については、正確にはいつ電池が切れたか不明。２週間前後の誤差があり得る。

使用機器：　セイコー　掛け時計PT303N　時計部分　単３×１個

使用機器：　マルマン　掛け時計UK31A　単３×１個

使用機器：　セイコー　目覚まし時計　KG331M　単２×１個
●全実験終了（２００５年１１月１日に時計が壊れたため。午後９時５１分で停止していました。(^ ^;;;）

使用機器：　セイコー　目覚まし時計　Musica　QM706P　時計部分　単３×１個

使用機器：　オンキョー　リモコン　単３×２個

使用機器：　パイオニア　ＤＶＤプレーヤーリモコン　単３×２個

使用機器：　シチズン目覚まし時計（AUTO CHANGE 白 S2090F）　単２×１個

注１）大創産業というのは１００円ショップの商品を作っている会社です。

注２）Power Mateという乾電池ですが、本体は青色と黒色と金色で塗装されていますが、「R6P」と記載されていますので、赤マンガンと認定しました。赤マンガン電池は本体を赤色に塗装する規則になっているので、これは規則違反だと思います。特に黒色も使われている点を考えると、詐欺っぽいです。なお、容量の少ないものから多いものへ順番に並べると下のようになります。SとCは日本では販売されたことがありません。安い電池が増えていますので、この点も確認して買う必要が出てきました。

S・・・standard

C・・・high capacity

P・・・high power （赤マンガン）

PU・・・ultra high power （黒マンガン）

■　余談　■

余談になりますが、実は、現在、ソニー製のビデオのリモコンにソニー製の電池（NEW SUPER　マンガン電池（赤色））を使っているのですが、使い始めたのは、記録によると２００１年６月１０日頃。まだ使えるので、２００６年１月１４日現在で１６７９日になります。で、使用期限を見ると、なんと１９８７年９月です。これは大変な骨董品ですが、信じられない寿命ですね。昔の日本はすごかったということでしょうか。

■　後日談　■

余談で書いたソニーの電池ですが、２００８年６月頃完全に使用不能になりました。最後は、使えたり、使えなかったりで、切れた日があまりはっきりしませんが、２００８年６月１０日をこの電池が切れた日しておきましょう。製造後１４年間、実働７年間（２５５７日間）になります。本当に長い間お疲れ様でした。なお、キッチンタイマーぐらいなら、まだ十分使えます。私の持っている最古の電池になると思います。

２００４年３月２３日　初稿
２００５年１１月１２日　電池の寿命を「約〜年〜か月」という形式の表記から「〜日」という形式の日数表記に変更。
２００５年１１月２０日　「セイコー　目覚まし時計　Musica 　QM706P」を追加。「■はじめに■」と「■電池切れの判断基準■」の文章を追加。「■実験データ■」という見出しを追加。
２００６年１月１４日　余談初稿
２００６年２月３日　マンガン電池の種類を「黒マンガン」と「赤マンガン」の二つに区別して明記。（但し、ほとんど全部黒マンガンになります。）
２００８年３月１０日　パイオニアのＤＶＤプレーヤーのリモコンでの実験データの掲載開始。
２００８年８月１５日　後日談初稿

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